第162回芥川賞を小説家の古川真人さんが受賞されました!おめでとうございます!
毎年芥川賞が発表されると、その作品がめちゃくちゃ売れたり、作家の方がテレビなどに出演する機会も多くなって注目されますよね。
そこで気になったのが、芥川賞受賞作家の年収ってどのくらいあるんだろう??ということ。
気になる方も多いのではないでしょうか?
もちろん正確に古川さんの年収を知ることはできませんが、小説家の年収や過去に芥川賞を受賞された方などの例を参考に調べてみたいと思います!
古川真人(芥川賞受賞作家)の年収が気になる!
古川真人さんは1988年生まれということで、芥川賞を受賞される作家さんの中ではお若いのかなと思いますが、年収はどのくらいなんでしょうね?
古川さん個人の年収はもちろん公表されていませんし、はっきりとはわかりません。
なので、小説家の年収を調べてみることにしました。
調べたところによると、小説家の年収は100万円〜数億円とめちゃくちゃ幅が広い!
- デビューしたてで100万円〜300万円
- 中堅作家で300万〜500万円
- 人気作家で500万円〜数億円
くらいの開きがあるようです。
古川さんがどこに該当するのかはっきりとはわかりませんが、2016年「縫わんばならん」で第48回新潮新人賞を受賞しデビューし、デビュー作から4作とも芥川賞の候補作品入りしているので、すでに中堅作家の300万以上の年収はあるのではないでしょうか?
年齢相応の中小企業に務めるサラリーマンくらいの年収って感じのイメージですね。
芥川賞作家の年収って意外と低い?
今回調べてみてわかったのが、権威ある賞をとる小説家でも年収は意外と低いんだなということ。
第153回芥川賞を受賞した羽田圭介さんも受賞した時の年収は400万円程度だったとテレビの密着取材で明かしています。
ただ、芥川賞を受賞することによって知名度がグッとあがりますので、テレビでタレント活動をしたりワイドショーなどにコメンテーターとして出演することができればその分収入もガツンと上がってきます。
羽田さんなんかはまさにこのパターンだと思います。
また、芥川賞を受賞する前に出版された作品も芋づる式に売れて収入が上がるパターンもあるようですね。
作品がドラマ化や映画化、舞台化される可能性もあります。
古川さんの場合は今回受賞された作品の前に4作発表されていますし、まだお若いので今後テレビ出演や講演会などのお仕事をされるのかでもかなり年収は変わってくる可能性がありますね。
小説家って儲かるの?
小説家の収入形態は
- 原稿料
- 印税
- 講演会などの執筆以外の活動
などがあるようです。
原稿料は、原稿用紙1枚(400文字)いくら、という計算で、平均的には3000〜4000円くらいのようです。
人気作家になればなるほど1枚あたりの原稿料が上がっていくといった感じ。
羽田さんも芥川賞受賞前は4000円だったけど、受賞したら5000円に上がったそうです。
中編小説で原稿用紙100枚以上300枚未満なので、仮に250枚の原稿を書いたとして、
250枚×3000円=75万円
年収400万稼ごうと思うと、年間に6本、2月に1本ペースで新作を書き上げていかなければなりませんね…!
さらに印税は本の販売額の10%ほどだと言われていますが、出版社との契約によって変わるようですね。
1000円の本が1冊売れると100円の印税なので、3000部売れて30万円の収入になる感じです。
それも毎月入ってくるわけではないでしょうし、売れなければ絶版になってしまいますからなかなか厳しい世界だなと感じますね…!
今回は「古川真人(芥川賞受賞作家)の年収が気になる!小説家って儲かるの?」と題して、芥川賞作家の年収や小説家の収入についてまとめてみました。
本離れが進んでいるとはいえ、やはり芥川賞というと注目されますし、最近は電子書籍やオーディオブックなどもありますから今回の受賞作品に触れる機会も大いにあります。
普段本を読まない方もこの機会に読んでみるのもありですね!